2tトラックは、今までは普通免許さえ持っていれば特別な免許は必要ないということが大きなメリットとしてあげられていました。しかし、2tなら、先ほどの準中型自動車の車両総重量を考えると準中型自動車の枠組みには入ってないように思われます。実際は、○tトラックと呼称されるトラックは、○tがトラックの総重量を表しているのではなく、最大積載量を表しているため、車両総重量が準中型自動車の範囲内になります。

では、どうして新しく免許が追加されたのでしょうか。それは、貨物トラックの事故が増えていたからです。なので、特に事故の原因だった中型の貨物トラックを対象とした中型自動免許を追加しました。しかし、免許の取得可能な年齢が20歳以上であることや、免許の有効期限が2年しかなかったため、新しく運送業者に入社した人の中には、運転できないという人も多かったのです。

そこで、準中型自動車免許が必要となりました。先ほどの準中型自動車の範囲を考えるとこの免許である程度のトラックに乗れるようになりました。そして、準中型自動車免許の取得可能な年齢18歳以上なので、入社した新人も取得できるようになっています。

なお、準中型自動車免許を取得する場合、先に普通自動車免許を取得している状態から限定解除という形にすると、普通自動車免許なしで準中型自動車免許を取得しようとするよりも結果的に授業が多いので、時間もお金も余分にかかります。準中型自動車免許にはAT限定はないため、もし普通自動車免許でAT限定がいい、という場合以外は、最初に準中型自動車免許を取得した方がお得になります。

つまり、準中型自動車免許が追加された理由は、一つ目がそれまでの中型自動車による交通事故が多かったため、新たに細かく分類して運転の許可を厳しくしたということ。二つ目が、18歳から取得できる免許の追加によって、新卒社員の救済を狙ったこと。これらがあるということになります。